わずか2~3世代の差

わずか2~3世代の差なのですが、その間にいかに日本語が変ってしまったか、よくわかります。もしかしたら英語も“古風な言い回し”なのかもしれませんが、残念ながら英語が苦手な私にはそのニュアンスはよくわかりませんでした。  ストーリーは有名なので、詳しく紹介する必要はありませんね。スイスにおけるオーストリアの圧政。悪代官ゲスレル。募る民衆の不満。「帽子にお辞儀して通れ」というゲスレルの不当な要求。抵抗するテル。リンゴの的。二の矢の意味。テルの逮捕。嵐の湖上での脱出。スイス人の一斉蜂起。  スイス傭兵のことを思えば、オーストリアが暴君でスイス人は虐げられた平和を愛好する民、と言うのは言い過ぎだろう、とは思いますが、他民族に支配されることへの怒りは、どこの国でも共通ですよね。日本人もほんの半世紀前には知っていたはず。まさかそういったことも日本人は忘れてしまった、ということはないですよね。ほんの1~2世代前の話なのですが。